Cyes

ビリヤードのこと書きます。

ワールドプールシリーズがはじまりました。

先日のブログでタップ交換をしました。というような内容を作成しておりましたが、成形の際に左手人差し指に革切り包丁をプスっと刺してしまい、血染めのシャフトを精製したバイオレンスビリヤードプレイヤーといえば僕のことです。今思えば、何故あんなところに人差し指を添えてタップを削っていたのか謎で仕方がありませんが、出血のわりには大した傷ではなく、もはやほぼ完治しているといっても過言ではありません。とはいえ、昨晩のように調子にのって漬物を素手で掴むと激痛が走りますので、多少は気を使って生活をする必要がありそうです。

さて、ビリヤード界隈ですが、2017年からワールドプールシリーズという大会が行われています。全4回の大会で優勝者を決める大会なのですが、1月15日~1月17日にかけてその第1回が行われ、ロシアより参戦のルスラン・チナコフ選手が見事優勝を飾りました。準優勝はフィリピンの強豪、リー・ヴァン・コルテッザ選手。3位タイに数々の世界大会で優勝を収めており、今大会のプロモーターでもあるダレン・アプルトン選手と、2015年の全日本選手権覇者であるヨハン・チュア選手が入り、大盛況のなか大会は終わったようです。ちなみに、日本から参戦した選手の最高位は大井 直幸プロの5位タイ。ファイナルまであと1歩及ばずでしたが、堂々たる戦いぶりで存在感を見せてくれました。

※興味のある方はこちらでリザルトが確認できます。

このワールドプールシリーズ。エイトボールという競技で行われます。エイトボールとは、全15個の玉を使い、1~7番、9~15番のいずれかのグループの玉をすべて落としきってから、最後に8番を落としたほうが勝ちというゲームです。グループボールであれば落とす順番に制限もありませんので、初心者から上級者まで気軽に楽しめるゲームです。一方で、実力差が出やすいゲームでもあり、初心者VS上級者でエイトボールをプレイしたら、ナインボール以上に勝てる確率がないゲームといえます。そういう意味でも、本シリーズの総合優勝というのは世界選手権に匹敵するくらい価値も大きく、多くのトッププレイヤーも並々ならぬ思いで挑んでるのではないかと勝手に思っています。まだまだ大会は続きますので、今後の動向は目が離せません。

実は僕もこのワールドプールシリーズの話を聞いて、なんとなくエイトボールをプレイしてみました。ナインボールと違って、どの玉から落としても良いというのは一見するととても簡単に思えますが、その分戦略も無限にあり、なかなか面白いゲームでした。新しいタップに交換したのも良い機会ですし、せっかくなので週末はエイトボールでもプレイしてみようと思います。